はじめに
スーツケースと言っても世の中には数えきれないほどの種類があり、選ぶのに迷ってしまいますよね。
私もそれほど多くはありませんが今までに10種類以上ものスーツケースを購入しており、これまでの経験からスーツケースの選定ポインをご紹介させていただきます。
スーツケースの選定条件
スーツケースは日程や目的地、レジャーか出張などで選定ポインをが異なります。今回、紹介するのサラリーマンが多い短期宿泊出張(2泊3日まで)と言う条件でスーツケースを紹介したと思います。
サイズ選び
短期宿泊出張であればスーツケースサイズは機内持ち込み可能なサイズをお勧めします。特に海外出張の場合、到着後預けたスーツケースを受け取るまでにとても待たされるケースが多く、機内持ち込みが基本です。
また海外で手荷物を預ける場合、スーツケースに傷や凹みがつくのは当たり前だと思ってください。以前、スーツケースの開口タイプがファスナータイプの物を使っていましたが空港到着後、荷物を待っていたらファスナー壊れ、半開の状態でターンテーブルを回って出てきたことがあります。
下着などの衣類も見えてしまい、ターンテーブル上のさらし者状態。人生の中で一番、恥ずかしいスーツケースのピックアップでした。
さらにビジネスシーンで機内持ち込みがなぜ基本なのかはこちらをご参考ください
ではスーツケースはどのくらいのサイズまで機内に持ち込めるのでしょうか?
実は航空会社により多少基準が異なりますがANAやJALをはじめ、ほとんどの航空会社が以下の①基準となります。
- 幅55cm×高さ40cm×奥行25cm以内(100座席以上の飛行機)
- 幅45cm×高さ35cm×奥行20cm以内(100座席以下の飛行機)
②のケースはかなり限られた路線なので出張などで利用する一般的な路線であれば無視してOK
また「ほとんどの航空会社」と記載しましたがLCCなど他の航空会社と提携されていない航空会社がほとんどに含まれません。
つまりLCCを利用する場合は、機内持ち込みサイズを確認しましょう。
ボディの材質選び
スーツケースのボディ材質には大きく分けて、ソフトとハードの二種類あります。この選定については好みになりますのでご自身にあった特徴を選定されると良いかと思います。
メーカーにより差異はあると思いますが代表的な内容で比較させていただきました。
私は仕事柄、装置部品などの壊れやすい物をハンドキャリーすることがあるので安全の為、ハードタイプを利用しています。
もちろん密輸ではなく、ちゃんとインボイスを準備していますよ。
キャスター数の違い
ほとんどの方がキャスターって4個じゃないの?って思っていると思いますが実はキャスターが2個のタイプもあります。
正直、あまり気にされていない方がほとんだと電車を利用するサラリーマンはかなり重要なポイントとなります。
それはキャスターが2個タイプのスーツケースは抑えていなくても止まっている。という点です。手を放した状態では2個のキャスターは動きますが他の部分はブレーキとなり、動きません。
4個キャスターの場合、手を放した状態では4個のキャスターが動ける状態となっているため、車内のちょっとした揺れでも動き出してしまいます。
電車内をイメージしてください。出張時などスーツケース以外の荷物もあるので片手は必然的にふさがります。もう一方の手でつり革を握った場合、スーツケースを抑えられず、4個キャスターのスーツケースはフリーに動き出してしまうんです。
中にはキャスターロックもありますが混雑した車内では使いづらくお勧めできません。
電車は利用せず、移動手段のほとんどが車の方は機動性の高い4個キャスターがお勧めです。
デザイン
随分前の話になりますが社会人の早い段階で海外出張の機会がありました。その当時は学生時代に使っていたスーツケースしか持っておらず、ビジネスというよりレジャー向けのスーツケースでした。
客先訪問時にはスーツケースではなく、一緒に持っていたビジネスバックを利用できると考え、その時は問題無いと思っていました。
しかし急遽、出張スケジュールが変更となり、最終日にホテルチェックアウト後、客先訪問となりました。
立地的にもホテルにスーツケースを預けられず、現地での移動はタクシーの為、車に預けられない。
結局、スーツケースは客先まで持って行く以外の選択肢は無かったのです。
あの時、客先受付から会議室までスーツを着て、浮かれたレジャー向けスーツケースを転がすのは本当に恥ずかしかったです。
出張でスーツケースを使用する可能性がある方は必ず、ビジネス向きなスーツケースを準備しましょう。
また普段、使用しないスーツケースは中身が入っていないただの空箱と同じで無駄にスペースを取ります。
ご自宅が広ければ問題ありませんがスペースに限りがある方はレジャー向けのスーツケースで無く、ビジネス向けのデザインのみを購入しましょう。
最後に
今までにスーツケースのサイズ、キャスター、材質、デザインなどを紹介しましたがここまで選定すると最後は値段になります。
最初から有名ブランドの高級なものを購入されるより安くても自分に合った機能のスーツケースを使い、ベストだと思うスーツケースを探してみてはいかがでしょうか?
有名ブランドのスーツケースを購入するのは自分に合った機能をスーツケースを見つけた後でも十分間に合いますよ。
ちなみに私は電車移動が多く、仕事での利用が多いため、キャスター2個、ハードタイプのRIMOWA:クラシックフライト(Classic Flight)を利用しています。
値段は高いですがデザイン性も高く、レジャーで使っても問題無いのでちょっと奮発してみました。
実はこの2個キャスタータイプのRIMOWAにも弱点があります。
先ほども説明しましたがそれはキャスター数が4個の半分2個となります。当然、スーツケース重量を支えるキャスターも2個なら4個の倍の重さを支える必要があります。
もちろん強度的には問題無いのですが段差や悪い道を転がす時、音が凄いんです。
朝の早い段階で家を出るときは転がす時の音があまりにもうるさく、スーツケースを持ち上げて移動した事もありました。
この悩みを解決してくれたのがvikさん とaiiro さんのお二人です。
なんとこの音に関して、同様の悩みを抱えており「静音性の車輪」で問題解決されておりました。
わたしも動画を見て速攻、購入させていただきました。
流石に紹介でけでは面白く無いので自分でも「静音性車輪」 の効果を検証し、どのくらいの騒音がどのくらい軽減するか数値化してみました。
検証内容と結果
- 普通の道路を同じ場所から同じ場所までスーツケースを持って移動
- 騒音レベルは騒音測定アプリを使い、最大値を記録する
- 移動回数は評価ばらつきを加味し、5回実施した平均を数値とする
- 評価前を測定する前の騒音は52dB
今回の検証からは「静音性車輪」を装着することで15%程度の改善が確認できた。
例えれば、「騒がしい工場」から「騒がしい事務所」レベルに相当するらしい。
個人的には移動中、何度かRIMOWAの取手部分から高い音が聞こえたがこれがMAXを記録したと考えられます。騒音という意味では1/3以下まで軽減したと感じました。
静音車輪について
実は今回交換した車輪はRIMOWAの純正品ではありません。しかし、RIMOWAの各ラインナップに合わせて、完璧に合うように設計されており、RIMOWAの型式から今回の車輪は選ぶことができました。
先ほどの評価でもわかりましたが効果は絶大でぜひともRIMOWAのスーツケースで正式採用していただきいと思うほどでした。
若干、見た目が替わりますので気にされる方にはお勧めできません。
まとめ
- 出張で使うスーツケースは機内持ち込み可能なサイズが基本
- 材質やキャスター数は自分のライフスタイルに合わせる
- 静音車輪の交換時間5分で効果は絶大
- 静音性車輪をRIMOWAの標準仕様に採用してほしい。
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