はじめに
フライト時間まで空港ラウンジでゆっくりしたい。って誰もが思いますよね。
しかし韓国の金浦空港のラウンジを利用する場合、今までは航空会社のチェックインカウンター2Fのラウンジを利用する必要がありました。
つまりラウンジが制限エリアに入る前だったので入国審査などの混雑も心配でフライトまでゆっくりできず、常に時間を気にする必要があったのです。
しかし2018年6月25日から制限エリア内のラウンジが利用できるようようになり、フライトのギリギリまでゆっくりできるようになりました。
今回は新しくなった金浦空港のKALラウンジについて紹介いたします。
KALラウンジはJALのJGCを持っているかビジネスクラスに搭乗することで利用可能です。
ラウンジ利用資格
JALの上級会員になることでJGC(JALグローバルクラブ)に入会が可能となります。
上級会員には1月~12月の間に50,000FOPを貯めるか50回搭乗することでその資格を得ることができます。
このJGCですが年会費を支払うことで一生、JALの上級会員資格が持てるということで最近、テレビでも話題となっています。(沸騰ワード/風間君)
その為、JALのJGCを取得することを巷では修行と言われ、その人たちを修行僧と表現しています。またANAも同様の会員資格があり、SFC(スーパーフライヤーズカード)と呼ばれています。
JGC特典一つが出発まで空港ラウンジが利用可能となります。
ラウンジには食事やアルコールなどが無料で提供され、搭乗時刻まで快適な時間を過ごすことができます。
またJGC会員はJALだけでは無く、航空会社のアライアンス:ワンワールド系のラウンジが利用可能となります。
またステータスの基準は以下のようになり、会員一人だけでなく同行者も一緒に利用できるのが嬉しいですよね。
JALHPより
アクセス
まずはJALのチェックインカウンターに向かいます。
JGCを持っていれば、ビジネスクラスの受付を利用することができるので混雑もあまり気にせずにチェックインができますね。
その後、入国審査へ
場所はチェックインカウンターの1階上になるのでエスカレータで移動します。
エスカレータで登ると出国エリアが見えてきます。
自分が知る限り、こちらには上級会員向けの優先レーンが無い為、行列がある場合には普通に並ぶ必要があります。
ただし、こちらは車いすなどサポートが必要な方向けの優先搭乗が左側にありますので必要な方はご利用することが可能です。
出国審査を済ませて、めざすはG34。
ざっくりですがラウンジの場所は出国審査を抜けて、左側になります。
最初に見えてくるのがスカイハブラウンジです。
こちらはプライオリティパスを持っていれば利用可能なラウンジです。
今年、オープンしたばかりのラウンジでとても好評だと聞いています。
自分はプライオリティパスを持っていないのでここはスルー。
次に見えてくるのが韓国内で購入した免税品の受け取りカウンター
早朝にも関わらず、とてもぎわっていますが目指すKALラウンジの実はその反対側になります。
ラウンジ側はほとんど人がおらず、寂しい雰囲気ですがよく見るとラウンジの案内がしっかりとありました。
階段とエレベータの選択肢がありますが私が選んだのはもちろんエレベータで4Fに向かいます。
ちなみに出国手続きを終えたフロアは3Fなので1階上に登ります。
エレベータで登ると最初に見えるのがアシアナ空港のラウンジ。
こちらではANAをはじめ、スターアライアンスの上級会員の方が利用可能なラウンジとなっています。
目指すKALラウンジのこのフロアーの突当りです。
目指すKALラウンジはJALのほかエアチャイナ、チャイナエアなどの上級会員の方も利用が可能です。
ラウンジ内の雰囲気
受付を抜けるとこのようなスタイリッシュなラウンジが出迎えています。
平日の朝8:00前でしたが席は半分ほど埋まっていました。
ちょっとオサレなソファ席もありましたがあまり人気が無く、自分が見た時は食べた残骸のみで席は空いていました。
窓側や壁側には車の運転席のようなシートが並んでいます。
朝食を食べるにはちょっと不便そうだったので自分は中央にある大きなテーブル席を利用しました。
ラウンジ内の飲み物
以前の制限エリア外のラウンジとの違いは缶ビールが無くなり、生ビールになったことです。種類はOBとバドワイザー。どちらも軽いのですがせっかく韓国なので選択肢はOBですかね。
こちらのビールサーバーを利用されたことが無い方も多いと思いますので簡単に使い方を説明します。
ビールサーバーの使い方
・ハンドルを手前に引くとビールがでます。
・ハンドルを奥に押すと泡がでます。
そのほかウイスキーにワインなども今までと同様に準備されていました。
水やコーラ、スプライトのほか牛乳があるのが小さいお子様を連れて旅行するにはありがたいですね。
ラウンジ内の食べ物
ラウンジ飯ですが韓国料理をイメージしていましたが基本的にはイングリッシュブレックファーストのようなベイクドビーンやソーセージ、ベーコン、ポテトといった品ぞろえです。
またサイドメニューにチーズにパンなどもありました。
つまりラウンジ飯ですが制限エリア内でも外でもあまり変わりがありません。
上記のようなラインナップの為か韓国人に人気だったのが辛ラーメンです。ほとんどの男性韓国人はこちらの新ラーメンを子供から大人まで食べていました。
制限エリア内ラウンジの感想
ラウンジの食事に飲み物のラインナップは今までと大きく変更がありませんが搭乗時刻のギリギリまでラウンジでゆっくりできるのは本当に助かります。
ただし日本国内の国際線ラウンジなどと比べるとちょっと物足りない印象がありますが出発のギリギリまで無料で飲食できて、ゆっくり過ごせるスペースがあるということが本当に嬉しいですよね。
せっかくのなので早朝ラウンジでしたが生ビールをいただきました。